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蛞蝓綺譚/大下宇陀児

蛞蝓綺譚/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児、「新青年」昭和4年2月号掲載の奇怪な短篇。
蛞蝓は下等生物などではなく、恐るべき妖術家であると言う事を証明した作品。ある曲芸団の主人公の女の子、一本竹の台の太夫、蛞蝓を生きたまま平気で食すが、一座の苛められっこ。そしてその後に起こったのが蛞蝓を元にした座興中の死であり、蛞蝓の滑り込みだったのだ。その縞のある蛞蝓がよもや再び突然現れたのである。この恐るべき妖術に秘密はあるというのだろうか!? 
なお現在気軽に読める本は存在しない。(数年前ならば角川ホラー文庫「爬虫館事件(新青年傑作選)」で読む事が可能だった)
(2002/10/11初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

鉄の舌/大下宇陀児

鉄の舌/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児、「新青年」昭和12年3月号から9月号連載の長篇探偵小説。
高等学校試験に三年連続で落ちた兄(主人公)は弟も受ける年になり少し憂鬱。そして遂に悲願の合格するも、財産に余裕の無くなくなった父から出たのはあまりにも非情だった。鉄の舌、それは鉄のように動かぬ舌だ。殺人事件に巻き込まれ、動機について喋らせぬ鉄の精神力だ。しかしこれは時代の古さのみを感じさせるテーマであり、今読んでも一体何が面白いポイントなのか正直理解出来ない。
なお、現在、気軽に読める本は存在しない。
(2002/9/9初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

凧/大下宇陀児

凧/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児、「新青年」昭和11年8月号発表の探偵小説。
それは親子愛の物語だった。あまりに哀しすぎる誤解に満ちでた親子愛。二つの凧は手段であり、インスピレーションだったのである。主人公の幼年時から青年と言える時期までに至る展開。父に無理難題を押しつけられ苛められる神童の主人公。というのも不義の子と疑われてしまったからで、しかしそれにはある意味疑も当然であったのだが。そしてその父の死が全てを変えた・・・。この親子にあった真実とは!?  
なお現在、創元推理文庫「大下・角田集」で読める。
(2002/7/15初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

毒/大下宇陀児

毒/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児が「新青年」昭和6年1月号発表短篇。
幼児を主人公にしたものでその点が非常に先駆的で新鮮であり、その当然の無知が救った話だ。その物凄さは言いようもないくらい素晴らしい。ジワジワ毒殺の恐怖を誤解した子どもたちだからこそ出来た恐るべき大ドンデンガエシ。こうして悪意溢れる大人の野望はついえたのである。ああっ、宇陀児の、いや探偵小説界の一大傑作と言っても言い過ぎではない本編は筋のシンプルさが効果を最大限に引き出しているのが圧巻なのである。
なお、現在国書刊行会「烙印」で読める。
(2001/12/12初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

金色藻/大下宇陀児

金色藻/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児、「週刊朝日」昭和7年6月5日から9月25日まで連載された長篇。
窃盗罪で裁判の公判中の男が、まさにその最中で銃殺されるという奇怪な事件。果たしてその真意とは!? 女優は疑われるも行方不明。そして怪しい男に我等が新聞記者は昏倒させられてしまう。アッサリした謎の放棄も多いのが気になるが、謎も多く出て来るサスペンス。さて、金色藻とは一体何だっただろうか!? 
なお現在、春陽文庫「金色藻」で読む事が可能である。
(2002/11/15初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
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