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レールは囁く 徳間文庫 利根安理など 鮎川哲也編

秀作揃いのアンソロジー。
幻想で圧倒的な利根安理「月の光」、読ませる文体怪奇迫羊太郎「昇華した男」、トリックとスパイ心理の幾瀬勝彬「孤独な詭計」、幻想SFで痛快味野呂邦暢「まさゆめ」、圧倒的本格トリックと効果的な文章の葛山二郎「杭を打つ音」、どんでん返しの香山滋「観光列車V12号」、ミス研のメンバーの凄まじさと江戸川阿乱歩の息子の白井竜太郎、アラリー・クイーンが面白い下条謙二「信濃平発13時42分」収録。
(2001年5月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

殺意の終着点 徳間文庫 鮎川哲也など 鮎川哲也編

全ての作品がコンスタントに楽しめるアンソロジー。
その収録作はプロバビリティの陥穽の浜尾四郎「途上の犯人」、佐野洋「一等車の女」、鮎川哲也「汚点」、日影丈吉「大きな鳥のいる汽車」、耕原俊介「急行列車」、山村直樹「移動密室」、長谷川卓也「阪和電車南田辺駅」。
プロバビリティの陥穽の「途上の犯人」と舞台の京都も登場して面白い完全犯罪「移動密室」あたりが特に面白かったか。
(2001年3月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

猫のミステリー傑作選 河出文庫 赤川次郎など 鮎川哲也編

都筑道夫「檸檬色の猫がのぞいた」、川島郁夫「乳房に猫はなぜ眠る」、津井つい「猫に卵」、南部樹未子「愛の記憶」、赤川次郎「三毛猫ホームズの幽霊退治」、角田喜久雄「猫」、土岐雄三「猫じゃ猫じゃ事件」、岡沢孝雄「猫の手紙」、新田次郎「猫つきの店」、藤枝ちえ「猫騒動」、日影丈吉「『風邪ひき猫』事件」を収録。特に印象に強かったのはショートショートの怪作「猫に卵」、「屋根裏の散歩者」も引用したプロバビリティながら論理性に欠く、その滑稽でいて恐ろしい「猫の手紙」と言った所だろう。
(2003年7月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

犬のミステリ 河出文庫 仁木悦子など 鮎川哲也編

犬の登場するミステリアンソロジー。
どれもなかなか楽しめる作品である。収録作は佐野洋「放火した犬」、樹下太郎「無能な奴」、香山滋「犬と剃刀」、御手洗徹「野犬と女優」、多岐川恭「蝋燭を持つ犬」、竹村直伸「タロの死」、椿みち子「赤い犬」、仁木悦子「虹色の犬」。編者の鮎川哲也は前書きと解説である。
もっとも秀逸に感じたのが、奇妙な犬貰い事件が驚くべき真相への「タロの死」であった。
(2002年10月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

本格推理マガジン・硝子の家/光文社文庫/島久平、山沢晴雄など/鮎川哲也編

単行本未収録傑作ミステリーを集めたという本格推理マガジン。
長篇では島久平氏の『硝子の家』、中篇では山沢晴雄氏『離れた家』、短篇では天城一氏の「鬼面の犯罪」を収録している。
『硝子の家』は伝法義太郎探偵シリーズもので、宝石の懸賞で競ったという鮎川氏の『ペトロフ事件』と甲乙付けがたいほどの傑作でなぜ未収録なのか逆に不思議に思うほど、凄い本格であった。もちろんキーワードは硝子、そして不可能犯罪の代名詞《密室》である。
『離れた家』も凄い作品である。複雑怪奇な展開からのトリックはもはやこの次元を越えてしまっている。私的にはむしろ『硝子の家』よりも評価は高い。
『鬼面の犯罪』も凄い本格短篇。あと他にヴァン・ダインの「探偵小説作法二十則」、ネタバレがちとキツイでないかい、と思われたノックス「探偵小説十戒」、山前氏の今後の参考になりそうな「必読本格推理三十編」も収録している。
(2000年9月読了)
ちなみに島久平氏と山沢晴雄氏は大阪市生まれであり、天城一氏は東京生まれである。

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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