血の盃/小酒井不木

血の盃/小酒井不木

小酒井不木、「現代」大正15年7月号発表の短篇。
因果応報、偶然とは複雑な必然であると言う事をテーマにした恐るべき復讐の話。復讐されるのも必然であるのだ。血の盃、それは結婚式に捧げられた紅葉の如く。その衝撃は白痴製造し、蝋燭の炎は盲目の呪いたる物凄さ。男に騙された挙げ句に不具にさせられた女の妄念は男の結婚においてをや爆発し、悲劇の因果応報は頭上からのし掛かるのである。不木に怪奇復讐短篇を書かせればまさに絶品ばかりだ。
なお現在、残念ながら気軽に読める本はない。(数年前はちくま文庫「小酒井不木集」で読めたが品切れになってしまった)。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])


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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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