股から覗く/葛山二郎
股から覗く/葛山二郎
葛山二郎、「新青年」昭和2年10月号発表の怪奇短篇。
股から覗くとは、文字通り股から覗く行為を趣味とした所謂奇人である。股から覗けば芸術が見え、真実の世界が開かれるというのだ。その奇人が、マラソン大会中の雄一の殺人事件目撃者なのだから、話が展開されていくのである。そしてそのゼッケンから犯人は割り出されたかと思われたが、アリバイがある等で事件は紛糾。果たして股から覗いた世界の真実とは如何なるものだったか!?
なお現在、国書刊行会「葛山二郎集」で読む事が可能だ。
(2002/2/16初稿[妖鳥の涙])
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学