毒/大下宇陀児

毒/大下宇陀児[おおした・うだる]

大下宇陀児が「新青年」昭和6年1月号発表短篇。
幼児を主人公にしたものでその点が非常に先駆的で新鮮であり、その当然の無知が救った話だ。その物凄さは言いようもないくらい素晴らしい。ジワジワ毒殺の恐怖を誤解した子どもたちだからこそ出来た恐るべき大ドンデンガエシ。こうして悪意溢れる大人の野望はついえたのである。ああっ、宇陀児の、いや探偵小説界の一大傑作と言っても言い過ぎではない本編は筋のシンプルさが効果を最大限に引き出しているのが圧巻なのである。
なお、現在国書刊行会「烙印」で読める。
(2001/12/12初稿[妖鳥の涙])


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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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