俘囚/海野十三

俘囚/海野十三

海野十三、「新青年」昭和9年6月号に発表の怪奇短篇。
帆村荘六シリーズの異色篇だ。研究室ばかりいる科学者の夫を完膚無きまでに裏切り、更に井戸に放り込んだ事が、死や悪夢以上の地獄を見る事になるとは。もはや顔以上だが、それは顔ではない。人とも言えなかろう。死者を切り刻む実験者、医学生物学を駆使し人間の最小形態を実現して見せた科学者の復讐は恐ろしく、そして道を指し示してきたのだ。恐るべきまでの傑作と言えるだろう。
なお現在は日本探偵小説全集11巻 名作集1で読むことが出来る。(ちくま文庫「海野十三集」で読む事が可能だったが、品切れとなっているようだ。)
(2002/7/22 妖鳥の涙・初稿)


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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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