探偵殺害事件/星田三平

「新青年」昭和6年2月号発表の作品。星田三平の第2作である。

処女作がSFの草分け的な作品だったのに対して、この第2作は本格風の探偵小説の構成を取っている。

夜行列車で名探偵が射殺されるという事件が起こった。同列車に乗って逃走した褞袍の男が怪しいと目されたが、 その男も謎のセリフを残して絶命してしまう。
大雨が降りしきる中、窓が開いていた秘密などを材料にしている点など謎の提示は行いつつも、褞袍の男のセリフにミステリとしての意味がないところは惜しい。
高校生探偵が活躍するところはこの時期の作品としては珍しいところか。

なお本作についても、他の星田作品と同様に論創社「戦前探偵小説四人集」で読むことが可能となっている。




以下は「新青年」復刻版の読了時の感想。

「探偵殺害事件」/星田三平/13ページ

処女作とは180度転換した本格探偵小説である。
夜行列車で探偵が殺害され、開いた窓、指紋の謎、飛んだ男などが謎の材料だが、どうも面白くない。出来という面では処女作を大きく下回るし、もしこれで応募していたら絶対落選だったろう。

掲載誌:新青年 昭和六年浸潤特大二月号
(2001/7/17読了)

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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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