「龍吐水(ポンプ)の箱」/山本禾太郎

「龍吐水(ポンプ)の箱」/山本禾太郎/17ページ

禾太郎がこの手のユーモア探小を書くとは発見であり、随分面白い作品でもあった。
久山秀吉、隼の秀が主人公の一人という、なんかどっかで見たことのある設定からしてユーモアだ。その彼は職が職だけに独房に入れられてしまうが、隣の独房者に同性愛にも近いものを感じてしまう所も描写も良いし、看守にそれを邪魔されたと早合点するところも面白い。
その際の龍吐水の箱の錯誤は、之は大したように思われないが、それの仕掛け人がまたちょっと意表であり、読後感もスッキリして良い。
掲載誌:新青年 昭和四年三月号(第四号)=一冊六十銭
(2001/6/13読了)

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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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