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「代表作家選集?」/久山秀子編

「代表作家選集?」/久山秀子編/13ページ

これはユーモア探偵小説に相応しすぎる贋作集である。面白すぎるのだ。
まず、「はしがき」で隼お秀が原稿を手に入れた経過の文章に始まる。
で、第一作は(春の部)と称した『闇に迷く』だ。“隅田川散歩”作となっている。もちろん江戸川乱歩の『闇に蠢く』を意識したタイトルだろう。内容は《奥様》に始まる手紙を閨秀作家の住子がもらうという探偵小説で、「人間椅子」の贋作である。内容も乱歩テイストで押しは足らないものの面白い。ペーズ数は約五ページ。
第二は(夏の部)は“鎗先(やりさき)潤一郎”作の「櫻湯の事件」だ。ペテンを扱ったもので二ページ。
第三は(秋の部)の“興(きょう)が侍(さぶら)ふ” 作の「畫伯のポンプ」だ。中身に「大下君の掏摸」「ニッケルの運賃」などの贋作タイトルも出てくるが、本格派だの、ウツチヤリ派だの、コントだの出てきて、対話型評論らしいのだ。三ページ弱。
第四は(冬の部)“お先へ捕縛”作の「人口幽霊」はユーモア怪奇小説で二ページ強だ。

新青年 大正十五年第八号(探偵ユーモア集)=一冊六十銭
(2001/1/12読了)
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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