死体の冷めないうちに 双葉文庫 芦辺拓

今まで読んだ新本格作家の短篇集としては、上位に来ること間違いないパフォーマンス。
パラレルワールドの自治体警察局のメンバーを主人公に展開していく。些か旧態勢力が誇張にすぎるような気もするが、その世界観も社会性とある種の精神が豊かで面白い上に、トリックとプロットの優れた本格。
で、連作短篇の収録作品は「忘れられた誘拐」「存在しない殺人鬼」「死体の冷めないうちに」「世にも切実な動機」「不完全な処刑台」「最もアンフェアな密室」「仮想現実の暗殺者」を収録。
いずれもそのタイトル通りの恐るべき意外性だ。怪人・小野瀬との闘いの行方?ハッキリ言って頭に来る旧態勢力との闘いの行方は怪人的エンターテイメントの面白さも感じるのである。
特に秀逸は理化学アリバイ・トリックの錯誤「死体の冷めないうちに」と本当にその題名に驚異する「世にも切実な動機」か。
(2001年6月読了)
関連記事

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
ブログランキング
にほんブログ村 小説ブログへ

人気ブログランキングへ
スポンサーリンク
プロフィール

アイナット

Author:アイナット
WEBサイト「乱歩の世界」の読書記録ブログ版です。
ネタばれ無しの感想を書きためていきます。

月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
ブログランキング2
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード