「探偵文藝」傑作選/光文社文庫/江戸川乱歩など/ミステリー文学資料館・編

創作と随筆研究収録。
創作では、松本泰「P丘の殺人事件」「日蔭の街」、林不忘「釘抜藤吉捕物覚書」、同じく牧逸馬「夜汽車」、杜伶二「葉巻煙草に救われた話」、深見ヘンリイ「ものを言う皿」、城昌幸「秘密結社脱走人に絡る話」「シャンプオオル氏事件の顛末」、中野圭介「万年筆の由来」、波野白跳「台湾パナマ」、江戸川乱歩「毒草」、本田緒生「謎」、甲賀三郎「愛の為めに」、古畑種基「指紋」、南幸夫「くらがり坂の怪」、福田辰男「偶然の功名」、米田華コウ(舟編に工)「白蝋鬼事件」収録。
随筆研究には松村英一「「笑い」と掏摸」、畑耕一「探偵小説の映画化」、水島爾保一「偽雷神」、小酒井不木「錬金詐欺」、野尻抱影「馬鈴薯園」収録。
既読の乱歩や城「シャンプオオル氏」を除くと、中でもダントツの秀逸は甲賀三郎の「愛の為めに」であり、微笑ましくも窮地的に切迫した謎、読後感も何やら感動のようなもの、人間も描かれ、探偵小説が文学にある程度は近づけることを実証したような作品でしょう。後はさすが有名所で、城の「秘密結社」、泰の作品二つ、林不忘、小酒井不木が注目でしたね。
(2001年3月読了)
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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