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扉は閉ざされたまま/石持浅海/祥伝社文庫

倒叙ものの本格探偵小説。

まず冒頭で殺人シーンが描かれ、被害者は風呂で溺死ということになった。そして密室が構成される。ただ密室トリックは大したものではない。

ここは成城、高級住宅街のペンションである。登場人物は7人。約10年前の大学時代における同サークル仲良し組の同窓会だ。冒頭で出てきた加害者、つまり主役も、被害者も当然含まれる。ペンションのオーナーの弟や探偵役も含まれる。いずれにせよ7人しか登場しないため、話は非常にわかりやすい。

主役の加害者伏見亮輔と探偵役の碓氷優佳は似たもの同士で、冷静沈着タイプ。ただしホットかコールドかという歴然たる差異があるという。この関係は探偵と犯人という関係も異色に彩ることになる。

冒頭で密室トリックは重要ではないと述べたが、密室そのものはタイトルにも示されているように非常に重要だというのが面白い。動機においても隠し事はない。全ては示されている中で、なかなか思いつかない動機だ。そして犯行目的と手段だ。全てが一貫していて美しさすら感じる。

とにかく人物描写なども含めて、満足いく一冊といえるだろう。
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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