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有限と微小のパン/森博嗣/講談社文庫

S&Mシリーズの最終作。それに相応しく第1作の「全てがFになる」に出てくる登場人物が重要な役割を果たすところが面白い。

舞台は長崎、特に長崎市街が出てくるわけでもなく、ナノクラフトという中世の西欧をモチーフにしたテーマパークを舞台にしているのだが、実は長崎である必然性も実はあるという舞台装置。

メルヘンの国らしく、龍が出てきたり、教会で腕のみが残される不可解な殺人が起こったり、とにかく理解に苦しむ殺人事件が勃発する。はたして現実というものは何なのかを考えさせる事件。

古典的な大トリックを最先端技術の中に埋め込むことで意外でも単純な真実を覆ってしまうところが、この作品の面白いところだろうか。しかも事件解明後の最後まで楽しめてしまうところが素晴らしい。特に本作は装飾は施しすぎるところはあるのは凡人には全てを理解するのは困難ということ、また分厚さの原因はそのせいという点が大きすぎるというところは本格ミステリとしてはマイナス要素とも考えられるが、シリーズ最終作向けの仕掛けとしては効果的だったとも言えるのだろう。

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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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