今はもうない/森博嗣/講談社文庫

例の西之園萌絵と犀川先生のシリーズ第8作。
実に久しぶりに3年ぶりにこのシリーズを読んだ。2011-2012帰省の新幹線の供である。

結論から言えば、シンプルisベストといったところだろうか。無意味な複雑さは少なく、それでいてミステリとしての完成度は高い。ページ数が500を超える割には殺人事件は序盤の一件のみに留まっている。

しかし実は言う必要も無いのだろうが、別途シリーズ物特有の楽しさが残っている。それでもって最後まで引っ張るような形となっている。

本格ミステリとしてはシンプルでわかりやすく、シリーズ物としては楽しい趣向に満ちている。実に読ませる作品である。


西之園萌絵が犀川先生に語るお話。事件は西之園の別荘の近くにある別の別荘で発生している。
娯楽室と映写室という小さなトンネルで繋がった2つの独立した部屋のそれぞれで、姉妹の死体が発見されるという のが主要な事件だ。しかも2部屋は密室状態となっており、いわゆる密室殺人を扱ったものとなっている。
しかし様々な密室殺人のトリック案件が考え出されては廃棄されるという本格ミステリーならではの醍醐味を経て、 到達する真相には皆が沈黙する。

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