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小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団/瀬名秀明/小学館

にわかなパーマンファンとして、大人になった星野スミレ(パーマン三号)が意外な役割を果たすという噂を聞いて、購入。一気に読了しました。

ドラえもんでの星野スミレは「影取りプロジェクター」など3作でゲスト出演していますが、今作の立ち位置は最後の登場となった「目立ちライトで人気者」より少し後という設定のようでした。

15年ほど前にパラサイトイヴで一世を風靡した瀬名秀明の作品をよもやこのような形で読むことになろうとは思いもしませんでした。

基本は25年前の藤子不二雄の原作漫画およびその映画版をベースにしています(つまり2011年版の映画における改編は無関係です)。特に前半部分、リルルの企みが明らかになり、鏡面世界との出入り口で大爆発が起こるあたりまではオリジナル要素は希薄です。

中盤から後半にかけて原作に忠実でありながらも、キャラクターの心情や現実世界での動きなど原作で描ききれなかった部分についてオリジナル要素が付け加えられ、その部分も含めて素晴らしい小説になっています。特にクライマックスに近づくにつれ顕著となっていく、日常を大きく乖離した絶望と感謝と祈念が折り混じるキャラクターの心情の描写は秀逸です。ちなみにパーマンのヒロインキャラ星野スミレ、そしてエスパー魔美のゲストキャラ任紀高志らの出てくるオリジナル部分も後半が中心となっています。

もともと25年前の原作及び映画からして、ドラえもん大長編の最高傑作としての呼び声も高かった本作だからこそ、このようなクォリティの作品となったのかも知れません。
が、それでも瀬名秀明にはぜひ、他の大長編シリーズ、そしてパーマンのノベライズ化も手がけていって欲しいと思うのは贅沢かもしれませんが、素直な願いです。特に星野スミレを出したからには、須羽満夫の帰還の話をお願いしたく。

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