蒔かれし種/本田緒生

蒔かれし種/本田緒生

あわぢ生こと本田緒生が「新青年」大正14年4月号に発表の中篇。
「新趣味」の二篇に継での秋月シリーズで日記形式だ。電柱の四つ葉のクローバーに突き立ち矢マーク、この不吉が当たるかの如く寝台列車で件の女が殺された。素人探偵宣言の秋月は容疑者の無罪を直感し調査するも第二の殺人に加え、容疑者に友人。ネクタイの秘密や圧巻の復讐、アンフェアながらも筋や意外な真相が面白い本格物である。さて、いかに極的葛藤の中、蒔れた種は刈り取られたのか。
なお、現在残念ながら気軽に読める本がないのが、遺憾であるが、過去には鮎川哲也編のトラベルミステリーアンソロジー「シグナルは消えた」(徳間文庫)で読めたので、古本屋などで探してみるのが良いかも知れない。
(2001/11/13初稿[妖鳥の涙])


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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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