恋人を食う/妹尾アキ夫

恋人を食う/妹尾アキ夫

妹尾アキ夫、「新青年」昭和3年5月号発表の怪奇短篇。
いか物食い趣味の男は、自慢げに一篇の話を紡ぎ出して行く。何と人肉を食した事があるというのだ。しかも地獄にいながらも、美しい恋愛劇のように。下宿の娘に惚れ込んでいた男だったが、相手にもされないこの悲しさ。しかし不幸な死の後は、塩漬けにして、まさに恋人を食う! 一片残さず貪る。究極の食人、悪魔の恋愛だ。しかも本篇はラストにまでニヤリとさせる展開であり、さすが怪奇幻想の名手なのである。
なお現在気軽に読める本は無さそうだ(数年前は、ハルキ文庫「怪奇探偵小説集1」で読めた)。 (2002/2/12初稿[妖鳥の涙])


関連記事

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
ブログランキング
にほんブログ村 小説ブログへ

人気ブログランキングへ
スポンサーリンク
プロフィール

アイナット

Author:アイナット
WEBサイト「乱歩の世界」の読書記録ブログ版です。
ネタばれ無しの感想を書きためていきます。

月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
ブログランキング2
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード