海底/瀬下耽

海底/瀬下耽

瀬下耽、「新青年」昭和3年10月号発表短篇で、うなぞこ、と読む。

海底で繰り広げられた死の舞踏は、まさに物言わぬ主張。死してなおの執念であったのだ。

自害淵は自殺者の名所だったが、そこから飛び込むるのは主人公の海女の妻。というのも夫婦喧嘩の果てであった。突如のその事実に驚異するのは主人公の暴力夫で、しかも連れと一緒にいるときに、女の死体を発見してしまう。この危機。人気海女の失踪事件も絡んでくるこの物語は怪奇小説の佳篇と言うには十分だ。

なお現在、論創社の「瀬下耽探偵小説選」で読むことが出来る。
(2002/2/6初稿[妖鳥の涙])


新青年復刻版読了時の感想

マァ、大したこともないが、海底の恐るべき死の舞踏の本当の意味にゾッとする面白さがある。
掲載誌:新青年 昭和三年十月号=一冊六十銭
(2001/6/1読了)

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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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