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「黄昏の花嫁」/妹尾アキ夫

「黄昏の花嫁」/妹尾アキ夫/16ページ

場末の古道具屋にあった若い女の半身像の名画。その中に恐るべき告白書が隠されていようとは。黄昏の花嫁、それはある画家が描いた至高の幻想。至上の花嫁。それが悲劇を呼んでしまったのだ。なかなかの佳作幻想小説と云う事が出来るだろう。狂的恋愛ながら純粋という儚さ。

掲載誌:新青年 昭和十二年十二月特別特大号
(2002/2/15読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

「密室殺人」/妹尾アキ夫

「密室殺人」/妹尾アキ夫/19ページ

本格物だが、どうも美事なまでに大々的に創意のない物に過ぎない。やはり妹尾アキ夫の物は怪奇幻想系に尽きるようである。
同じ一組の部屋で妻が殺害された。密室だという事などから同じ密室内で眠っていた事になる夫に嫌疑が掛かるが・・・、そこには恐るべき殺人トリックが介在していたのである。作者も示唆するとおり創意が感じられない翻訳家らしい作品である。

掲載誌:新青年 昭和十二年九月特大号
(2001/12/17読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

「深夜の音楽葬」/妹尾アキ夫

「深夜の音楽葬」/妹尾アキ夫/14ページ

妹尾アキ夫の作品には面白い物が多いが、この作品も又秀作といってもいいと思う。深夜の音楽葬とはそれほど絶大なる効果を上げているのである。しかもゾッとするような読後感を残す陰謀を。
忘れ去られた盲目のヴァイオリン弾きの主人公は上海にやってきていた。それが魔都と呼ばれる街に踏み込んだ者の運命だったのかも知れない。そこにどこからか届けられるヘリオトロープの花束。それは愛を求める女からのものだったのだが・・・・・・、それが盲目ゆえに悲しき葬式を迎える事になってしまおうとは。しかしある意味では幸福。何という悲劇か。
しかしその悪意の奸計には許せまじの苛立ちすらも感じさせる。

掲載誌:新青年 昭和十一年七月号
(2001/11/22読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

「アヴェ・マリヤ」/妹尾アキ夫

「アヴェ・マリヤ」/妹尾アキ夫/15ページ

これは美事な幻想小説だ。血の悪夢を知りながらも、アヴェマリヤへの祈りは幻想へとなるのだ。

掲載誌:新青年 昭和七年三月号
(2001/8/30読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

「高い夜空」/妹尾アキ夫

「高い夜空」/妹尾アキ夫/7ページ

大して効果的とも思えないが少し意外な結末なのである。

掲載誌:新青年 昭和六年五月号
(2001/7/17読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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