偽刑事/川田功
偽刑事/川田功
川田功、「新青年」大正15年2月号発表のユーモア短篇。
取り分けて大した物ではない。主人公は美女を見かけた物だから、気になって後を付けてみたくなった。すると百貨店に入って行くではないか。そして万引きを目撃してしまうだ。外に出た後、探偵なり、刑事と偽って、その女に問いただそうとするが、思わぬしっぺ返しにあって、主人公はやはり情けないのであった。
なぜ傑作選に加えたのだろうか、と少し不可解ながらも、
なお現在、光文社文庫「新青年傑作選」等で読む事が可能だ。
(2002/7/13初稿[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学