閉鎖を命ぜられた妖怪館/山本禾太郎
閉鎖を命ぜられた妖怪館/山本禾太郎
山本禾太郎、「新青年」昭和2年4月号掲載の短篇。
妖怪館を好む主人公は弁護士業。それが人の山を嫌い、夜一人で妖怪館に行くと、卒倒者が発生し、それが後に大いに関係して来るという展開。妖怪館は閉鎖の憂き目を見るが、その後、主人公、デパートからの身投者が通行人を圧殺するという事件に絡み、大いに苦しめられるが、恐るべき藁人形の呪いは、大いなる天啓となったのである。
なお現在、論創社「山本禾太郎探偵小説選(1)」で読める。
(2003/9/25初出[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学