断絶への航海 ハヤカワ文庫 ジェイムズ・P・ホーガン 小隅黎

地球は退廃しきっていた。米国、ソ連、欧州、大東亜など陣営同士で熾烈な戦争状態だった。そう言う時代、太陽からもっとも近い恒星系であるα・ケンタウリに生存に適した地球型惑星が発見され、米国は先住要員として、人間の遺伝子を送り込み、ロボットとコンピュータに育てさせた。そしてそれらケイロン人が育ったあと、初の有人恒星間移動を試みを行い、地球人は今や新しい惑星に到着する所であった。というようなスタートである。
そしてケイロン社会のあまりの地球離れの異質性に戸惑う。地球外の新しい社会考案としては美事といえる想像性を発揮しているのがこの作品の最大目玉といえるだろう。人類社会にとっての理想の一つが提示されているのだ!
(2005年3月読了)

テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

幻の女/ハヤカワ文庫/ウイリアム・アイリッシュ/稲葉明雄

これゾ、真のサスペンス、というような展開に引きずり込まれた。意外性と欺瞞にあふれており、一気に読み進めずにはいられなかったほどだ。
他人繋がりでしか存在を認識されない人の儚さのようなものも感じられた。う~ん?ってところをあえて挙げるならば、その「幻」の平凡さか。だからこそ「幻」であり得たのだけどね
(1999年12月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

黒いカーテン(創元推理文庫/ウィリアム・アイリッシュ/宇野利泰)

サスペンススリラー。
不連続の記憶と記憶の間にある黒いカーテンの謎。
しかも不明の記憶サイドの主人公は誰かに狙われている・・・。その意味不明の恐怖に立ち向かうために、過去を探す冒険に出るものの・・・・・・。

ただトリックはXXXで、XX的であり、この時代からすれば、大したことない。
まぁ、それは主眼でもなんでもないのでどうでもいいのかもしれないが。それと円満なハッピーエンドのためだろうが、あの人を抹殺するのはちょっと酷いと思う。
(2001年7月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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