「連作小説 5本の手紙[第一回]金縁の御挨拶」/乾信一郎/14ページ
とてつもなくしょうもないユーモア小説。大体非常識にもほどがある。独身論者へ謎の自分の結婚挨拶状が来て、しかもそれを真に受けるとは異常だ(笑)。それにそれが実は・・・の関係だったとは。
掲載誌:新青年 昭和九年新年特大号
(2001/10/24読了)
「連載ユーモア小説 五本の手紙 第二回 五千圓の卵」/延原謙/14ページ
例の伯父からの今回の手紙は遺書。その形見の十円債権が転じて大いなる活躍を生むことになった。
掲載誌:新青年 昭和九年二月号
(2001/10/25読了)
「ユーモア連作 五本の手紙(その3) 犯人捜査行進曲」/甲賀三郎/15ページ
猪狩萬太は自己の名前で自分の名前を克服する旨の手紙を受け取った。その犯人を捜すために彼は知人に当たりまくるが・・・。挙げ句の果てのユーモアだ。
掲載誌:新青年 昭和九年三月号
(2001/10/25読了)
「ユーモア連作 五本の手紙 第四話 各人有秘密(ひとごころ)」/水谷準/14ページ
これはユーモア物であるばかりでなく、探偵趣味物としても面白い物だった。叔父の手紙を受け取った主人公だったが、その手紙の内容が恋文っぽいのだ。そして差出人らしき人物も分かったので、探りを入れてみるが・・・。謎もある意外性のユーモア探偵小説で、今までのこのシリーズで一番の出来だと思う。
掲載誌:新青年 昭和九年四月号
(2001/10/31読了)
「ユーモア連作 5本の手紙 第五話 サクラ騒動」/大下宇陀児/14ページ
これは大したことないな。しかも最終話なのに単なる意味不明な一本の手紙で終わってしまっている。
掲載誌:新青年 昭和九年五月号
(2001/10/31読了)
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学