バーネット探偵社/新潮文庫/モーリス・ルブラン/堀口大學
これは痛快だ。こればかりは新訳に独自性を持たせるのは難しいのではないか? 「したたる水滴」「ジョージ王の恋文」「バカラの勝負」「金歯の男」「ベシューの十二枚のアフリカ株券」「偶然が奇跡を作る」「白手袋・・・・・・白ゲートル」「ベシュー、バーネットを逮捕す」。
しかし甲賀派の私は敢えて云おう。全体的には手塚龍太の方が面白い。が、本書のベシューの浮き出た滑稽さは偉大としか言えまい。
(2005年3月読了)
しかし甲賀派の私は敢えて云おう。全体的には手塚龍太の方が面白い。が、本書のベシューの浮き出た滑稽さは偉大としか言えまい。
(2005年3月読了)
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学