錯覚の拷問室/佐左木俊郎
錯覚の拷問室/佐左木俊郎
佐左木俊郎、「新青年」昭和4年11月号掲載の短篇。
恐るべき精神への拷問。拷問室は教諭の部屋だった。学校で、ある教師の財布が紛失した事から、悲劇は始まったのだ。そして偶然少女は見てしまっていた。洋服のポケットが探られる所を。そしてそれが見てはならない人物によってなされていたのである。二重の悲劇は偶然によっていた。錯覚は早合点の悲劇を呼んだ。そこに介在していた秘密とは一体なんだろうか!?
なお、現在春陽文庫「恐怖城」で読む事が出来る。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学