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御手洗潔対シャーロック・ホームズ 原書房 柄刀一

何か思いつきだけで買ってしまった。しかも長篇と間違えての新刊本。更に加えたしかもとして、一作は既読だった・・・。

実際はこの2人の、名探偵を使ったパスティーシュ集で、 御手洗石岡物の「青の広間の御手洗」(これは石岡的には御手洗頭脳の圧巻快挙。根底に流れるものには安らかさすら感じる。上手くできていた一篇。頭脳論はよくわからないながらも素晴らしいのだろう。私は脳髄というとスチャラカ夢野ばかりイメージしてしまうのだが)、 「シリウスの雫」(英国舞台に逆さ文明の遺跡に迫る一篇。)、 悪のりしたパロディ色が非常に濃いホームズワトスンの「緋色の紛糾」(信奉深いワトスン視点だから面白いのだろう。ユーモア溢れる中にも活躍の場あり)「ボヘミアンの秋分」。そして一番興味深い共演物の「巨人幻想」(巨人の存在を感じさせる不可能犯罪で、パスティーシュらしい展開ながらも、柄刀ワトスン視点と石岡視点の激突が面白い。)。 島田荘司の解説ワトスンVS石岡の応酬は面白いおまけ。
(2004年12月読了)
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

4000年のアリバイ回廊/光文社文庫/柄刀一

室戸沖の深海で発見されたのは殺人死体。その死体は宮崎県で発見されたポンペイのように形跡をハッキリ残した縄文の呪術村の遺跡発掘関係者だった。殺人事件の調査とともに遺跡側の謎も交錯する。
前作同様縄文側の謎ばかりに注視してしまい、現在の謎には大した興味を持てないのが欠点か。いにしえから連綿と続く遺伝子には改めて衝撃を受けるに違いない。
(2008年3月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

3000年の密室/光文社文庫/柄刀一

個人的な趣味で言えば、これぞ理想の本格推理とも言えるような形式と謎解き。

トンデモ考古学研究者が洞窟から縄文人のミイラという考古学の画期的な発見をした。考古学界はもちろん、世界全体にセンセーショナルが当然のごとくに巻き起こる。世間はそれどころではないが、更に内部から閉ざされた行き止まり洞窟内という発見場所、ミイラの右腕が切断されている事などから密室殺人の謎まで提出されていた。いわば縄文時代の完全犯罪である。

現在の事件側は考古学的論争導入部は面白かっただけに事件そのものおよび解決に至るまでの展開には今一つの感を拭いきれなかった点は惜しいところ。
(2007年12月読了)
作者の柄刀一氏は北海道夕張市生まれ。

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