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鳩笛草/光文社文庫/宮部みゆき

「朽ちてゆくまで」「燔祭」「鳩笛草」の各短篇を収録。いずれも超能力者を扱ったものである。

「朽ちてゆくまで」は若くして最後の家族であった祖母を亡くした大学生の娘の話であり、家の整理中に見付けた古いビデオテープの映像の謎。それは幼くして失った彼女の両親が彼女を写したものだったが、普通ではなかった。というのもそれが彼女の能力を記録した物だったのだ。そう両親と同時に失ったのは彼女の記憶だけではなく超能力もだったのである。三編中もっとも感動できたのはこの作品だった。

「燔祭」は長篇「クロスファイア」に続く作品だったようだ。本作品集の中ではもっとも狂気に満ちた作品であるが、その構成の妙は素晴らしい物がある。最愛と言っても全く言いすぎではない妹を殺され、しかも犯人は解っているのに法の裁きにすら手が出せない現実、そこに現れたのが火焔放射鬼とも言える悲しき女だったというお話。

「鳩笛草」は読心能力を持つ婦人警官を主人公とする話だが、もっとも普通の人間らしいお話になっている。能力を失う恐怖だけでなく未知の体調不良。困難は襲いかかる。謎の誘拐事件と変態男出没事件を絡めつつ展開していく。この話に限ればこのハッキリしない終わり方はベターなんだろう。
(2004年4月読了)
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

蒲生邸事件/カッパ・ノベルス/宮部みゆき

昭和11年の2・26事件へ時間移動するSF歴史小説。
最初の方はまるで受験生と思えぬ主人公のあまりにひどい無知加減にイライラが募るばかりであったが、読み進むうちに引き込まれていき、クライマックス以後では感動の最中に読了するような形であった。その読了後も感動の余韻がさめやらぬほどである。
(2000年8月読了)

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