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放送禁止歌/光文社・知恵の森文庫/森達也

民放連によって規制された放送禁止歌。
その内実などに迫る。何てことはない、過剰で間違った人権思想によって思考停止に陥ったマスコミが行う、臭い物にはフタをせよ。触らぬ神に祟りなし神話についての話だ。興味深いと言えば興味深い本。
(2004年6月読了)

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

翼に日の丸(上・中・下)/角川文庫/川又千秋

20年前に始まり、そして10年前を最後に消息を絶っていたという。何かといえば、あの有名な架空戦記「ラバウル烈風空戦録」のことだ。その18冊を凝縮再構成し、結末を描いたというのが、この「翼に日の丸」なのである。

この架空戦記の特長は対米戦が1948年まで続くと初っ端で明かにしたことだ。残念ながらそれがアダとなり1945年辺りで絶筆してしまっていたというわけだが、基本的にはミッドウェーの敗戦までは史実の通りであるが、それ以前の戦いにおいてから運などが味方した結果、味方の損害が少し減り、米英の損害が少し増えると言う展開であった。面白いところは主人公も搭乗するのだが、善戦をする日本帝国軍戦闘機が次から次へと刷新していくさまだ。九六戦、零戦といった史実に存在するものから、双戦、雷電、烈風、閃風などなど。

本作は「ラバウル烈風空戦録」の熱心なファンには、何一つ続編らしい新話がなかったということで、評判芳しくないが、特に熱心なファンでなかったならば、問題なくお薦めできる作品と言えるだろう。
(2006年4月読了)

氷点/角川文庫/三浦綾子

上巻の感想
上だけで涙が出て来るような気分なのだが、下が楽しみ。幼い娘を殺した。相手の娘を、自分の子供として育てる、しかもバックには暗雲な心理が働いて・・・、「汝の敵を愛せよ」。これは重すぎる。

下巻の感想
思わず涙が頬を、おや鼻筋を伝ってしまった何という悲しみ。原罪をテーマにした恐るべき作品であったが、この衝撃の結末は分かっていながら圧倒的な戦慄の高まりだ。このような作品を読むと、自己を省みて情けなくなると同時に、憎むべきあの夫婦、殊に夏枝すらもせめる資格がありようわけもない、と思うしかない。何という家族だ。人は仮面を被っている上に、表面でしか物事を判断出来ない。根本を根本を・・・。
(2001年12月読了)
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