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獏鸚/海野十三/創元推理文庫

日下三蔵編の「名探偵帆村荘六の事件簿」作品集。
収録作品は「麻雀殺人事件」/「省線電車の射撃手」/「ネオン横丁殺人事件」/「振動魔」/「爬虫館事件」/「赤外線男」/「点眼器殺人事件」/「俘囚」/「人間灰」/「獏鸚」

底本となった21世紀初頭のちくま文庫版も読了しているため、約15年ぶりの再読になる。
その時の感想記事はこちらに残している

バリエーションに富んでいるが、やはりこの作者のものはSFや怪奇要素が強い作品の方が面白い。「振動魔」/「爬虫館事件」/「赤外線男」「俘囚」/「人間灰」 がそれぞれ細部まで効果的で何度読んでも驚かせる。探偵小説としては「爬虫館事件」が優れているが、怪奇科学小説としては「俘囚」が群を抜いているといえる。

他にもアホすぎて笑うしか無い脱力系探偵小説「点眼器殺人事件」、最新の時代をトリックに使った表題作「獏鸚」なども見物。


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深夜の市長/海野十三

深夜の市長/海野十三

海野十三、「新青年」昭和11年2月号から6月号連載の長篇。
ある殺人事件に巻き込まれたのは、深夜の散歩楽しむ余技の探偵小説家である。しかし追われて逃げて、深夜の市長なる老人にかくまって貰ったのが一つの機点になったのかも知れない。磁力持つニッケル貨幣、時の狂った時計などの証拠品は何を意味するというのか。そして市長の取り巻きに大いなる影響を与えるのだ。
さて深夜の市長とは何者だというのだろうか? そしてその力は! 
なお現在、気軽に読める本は無いと思われる。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])


テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

軍用鼠/海野十三

軍用鼠/海野十三

海野十三、「新青年」昭和12年4月号発表の短篇。
探偵小説家の梅野十伍は朝までに一つ書き上げなければならなかった。しかしネタはなく、しかも批評を恐怖していた。だが、ふと鼠の顔や天井という暗示を得、鼠に関するものを書きだすことに成功するも、しかし上手く探偵小説にならない。そこで最終的に書き上げたのが、恐るべき計画を交えた「軍用鼠」だったのだ。
蛇足までにミッキーマウスまでもユーモア的筋に出て来る作品。
なおなお、恐らくは、現在気軽に読める本は無いのではないかと思われる。(ただ青空文庫のラインナップには含まれている)
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

軍用鮫/海野十三

軍用鮫/海野十三

海野十三、「新青年」昭和12年11月号発表の短篇科學小説。
丘丘十郎名義で発表された楊博士シリーズで、相変わらずユーモア科学だ。
「新青年」の「軍用鼠」からヒントを得て、軍用鮫を考案したという軍用鮫。軍艦を沈める計画を中国政府から依頼されていただけにその軍用鮫の訓練に励み実戦でも大活躍だったが…、中国政府にとって楊博士が純粋なる科学馬鹿であったことが悲劇だったのだ。
なお、恐らくは、現在気軽に読める本は無いのではないかと思われる。(ただ青空文庫のラインナップには含まれている)
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
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恐ろしき通夜/海野十三

恐ろしき通夜/海野十三

海野十三、「新青年」昭和6年12月号に発表の怪奇短篇。
第三航空試験所で語られた話は、恐ろしき通夜、土産の栄螺は料理され、ムシャムシャ食されていくこの意味!? 三人の学者は時間つぶしに持ち回りの体験談をしていくことになったが…。この三人の話が絡んでくるのだ。一人の夫人が登場し、その後、一人に真実が明かされる事でそして一篇の悪夢が出来上がるのだ。まさにこれは命日の恐ろしい通夜物語。
なお現在気楽に読める本は無いことは残念。数年前までならば、ちくま文庫「海野十三集」で読む事が可能だったのだが。ただ青空文庫のラインナップには含まれているのは不幸中の幸いだろうか。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])

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