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変調二人羽織/講談社文庫/連城三紀彦

短篇集「変調二人羽織」「ある東京の扉」「六花の印」「メビウスの環」「依子の日記」を収録。
いずれも優れた仕掛けに驚きを込めるしかないトリック小説であり、プロット自体は戦前の探偵小説を思い浮かばせるほどの題材。
それを巧く読者を欺くことでよろこんでるふうすら感じられるではないか。特に「依子の日記」にはシンプルながら驚く背負い投げ。美事である。
(2005年8月読了)
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テーマ : ネタバレ無し探偵小説
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虚無への供物/講談社文庫/中井英夫

やっとこさ読みました。三大アンチミステリの一書。

ハッキリ言うと、他の二つの奇書(※夢野「ドグラ・マグラ」と虫太郎「黒死館殺人事件」ですよ)同様一度で理解できるほど私の脳味噌はすぐれているはずもなく、もう一度はそのうち読みたいところである。

本格ミステリーのように氷沼家連続密室殺人が発生するが、それがまさにゲーム感覚。登場人物達が次から次へと推理ゲームに興じ、本格ミステリならばこのようになるはずだと、声を露わにして全くもって真剣に挑んでいく。まぁ、いろいろ感想らしきことは大きく省略するが、犯人の動機には刮目せよ。
(2004年5月読了)

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なめくじに聞いてみろ/講談社文庫/都筑道夫

ミステリーと名が付くが、その実体は奇想天外ユーモア殺人小説。連作短篇に近い形を取っていて、その一回ごとにマニアックな職業殺人者達を葬っていく。そのマニアックな連中こそが主人公の父親の弟子達。その彼等を、その理由は、なめくじに聞いてみろ、と言いながら退治していくのが、主人公なのだ。楽に予想の出来る終盤展開は面白くはあるが、ラストがこの手のものにしてはどうも面白くないのが問題点か。読みたいジャンルを期待した場合のお奨め度はこの程度だが、まぁ、非常に楽な気持で読めるユーモア犯罪小説と言えよう。
(2003年1月読了)
都筑道夫は東京市小石川区生まれ。小石川区は現在の文京区の一部。
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匣の中の失楽/講談社ノベルス/竹本健治

現実と虚構の二重構造、その見分けはつくというのだろうか、圧巻すべき本格ミステリである。
その両者の殺人劇の果てにあるものとは!? さかさまの密室の謎とは!?
アンチミステリとして有名な物だから、ドクマグや黒死館の如き超絶変格物も想像したが、れっきとした本格探偵小説である。
登場人物のミステリ狂達が各々の圧巻推理を披露していくが、何れも決め手に欠くと言う展開が、現実か虚構かで混乱するかの如き感覚で進んでいくのだ
(2002年8月読了)
著者の竹本健治は兵庫県相生市出身。
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