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二階堂黎人が選ぶ 手塚治虫ミステリー傑作集 ちくま文庫 手塚治虫 二階堂黎人編

手塚治虫のミステリー漫画を集めた本。
大変興味深いものばかりで手塚治虫に精通していない私でも満足できた。ケン1探偵長もの、アトムもの不思議な少年もの、ブラックジャックもの、三つ目がとおるものなどお馴染み系から初期のものまで収録されている。お奨め。
(2001年2月読了)

テーマ : まんが
ジャンル : 本・雑誌

人狼城の恐怖 第四部―完結編/講談社文庫/二階堂黎人

何という戦慄だ。
読中はもちろん、読了後の余韻は圧倒的なものだ。
決して冷めやらぬ動悸だ。
絶大な真相、大トリックの嵐。メイントリックとなる根本部分こそは推定出来ていたが、問題編の細かい謎、といっても一つ一つからして本格長篇を支えるメイントリックになる、は皆目見当もつかず、各種欺瞞も同様だった。
それに更なる根本は圧巻としか言いようがない。そして更なる物語を残しつつ、カーテンは閉じるのである。とにかくまさに絶讃!
(2001年9月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

人狼城の恐怖 第三部―探偵編/講談社文庫/二階堂黎人

名探偵・二階堂蘭子が登場し、仏独両国で調査するも、更なる怪奇な事件でその前途も多難。二つの殺戮事件に繋がりはあるのか!
(2001年8月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

人狼城の恐怖 第二部―フランス編/講談社文庫/二階堂黎人

怪奇サスペンスは些かドイツ編の方が上のような気がするが、その分SF度、推理度はこちらが随分上だ。ナチスの人狼の恐怖の実際は如何に!? それとドイツ編の不可解な謎への繋がりは感じるが、迷える子羊の私は蘭子の登場を待つしかなさそうだ。
(2001年7月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

人狼城の恐怖 第一部―ドイツ編/講談社文庫/二階堂黎人

凄すぎる。
何も解決していない上に謎だらけなのに凄すぎる。
これだけではスプラッタ恐怖小説のようなものに成りかねないが、SF怪異でもある。
いやだから推理が不可能に導かれる。ドゥーゼのトリック+脳内世界か、とも思ったが、どうもわからない。最後でますます違うベクトルで意味不明に陥るのみだ。ともかく第3部以降の蘭子の登場を待つしかないのか。
(2001年6月読了)

テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学

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