紅毛傾城/小栗虫太郎
紅毛傾城/小栗虫太郎
小栗虫太郎、「新青年」昭和10年10月号掲載の短篇。
ベーリングにも関わる黄金郷の所在の神秘的な謎を巡るこのストーリー。緑の髪の毛を持つ女が絡む恋愛喜劇、船からの生き残り、しかしそれには死亡したはずの父親の影が、実体が付きまとっているという不思議。そんな最中に行われる殺人。悪霊の仕業だと言うのだろうか!? 全ての秘密は驚きと共にあるのである。ああ夢か幻か。
なお現在、角川ホラー文庫の新青年傑作選「ひとりで夜読むな」で読む事が可能だ。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学