封建制/木々高太郎
封建制/木々高太郎
木々高太郎、「新青年」昭和12年6月号発表の短篇で幕末探偵小説とも言うべき物だ。
稲垣家の嫡流に伝わり続けるという口伝史。しかしこの小説自体が何が面白いのか皆目見当がつかない。そもそもどこが探偵小説なのかも分からない上に、幕末でもなさそうで、文学力も駄目。口伝史も正々堂々な仇討ちなどが美談とする武士道、忠義の話が変に展開し稲垣家の当時の主が発狂してしまうと言う話で、面白く無さ過ぎである。本当にこれは頂けない。
なお現在読める本は無いと思われる。
(2003/9/25初稿[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学