蝶と処方箋/蘭郁二郎
「新青年」昭和13年12月号発表の作品。
色眼鏡をかけてソワソワ周囲を伺いながら不思議な行動を取る女性に気を取られつつも 手に入れたのは不思議な処方箋の書かれた紙片。薬の処方箋としてはデタラメなことから解読してみると、恐るべき暗号文のようなのだ。 しかし果たして不思議な落とし主の女性の宅は蝶だらけのマニアックさ。このあべこべはいかなるものか?
ユーモア味あふれる暗号小説で、蘭郁二郎らしい女性とのやり取りもまた楽しい。
なお現在、ミステリー文学資料館編の光文社文庫『悪魔黙示録「新青年」一九三八』などで読むことが可能となっている。
色眼鏡をかけてソワソワ周囲を伺いながら不思議な行動を取る女性に気を取られつつも 手に入れたのは不思議な処方箋の書かれた紙片。薬の処方箋としてはデタラメなことから解読してみると、恐るべき暗号文のようなのだ。 しかし果たして不思議な落とし主の女性の宅は蝶だらけのマニアックさ。このあべこべはいかなるものか?
ユーモア味あふれる暗号小説で、蘭郁二郎らしい女性とのやり取りもまた楽しい。
なお現在、ミステリー文学資料館編の光文社文庫『悪魔黙示録「新青年」一九三八』などで読むことが可能となっている。
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学