家常茶飯/佐藤春夫
家常茶飯/佐藤春夫
佐藤春夫の軽い調子の探偵小説で、「新青年」大正15年4月号に発表した物。
日常に少し欲しくなる探偵能力に長けた男の話で、その男、書生の衆道の件、知り合いのおかみさんのバラバラチリヂリ葉書の件、玄関の戸がなぜ開いていたかを冷静に言い当てるなど、の活躍振りだという。そこでこの男に、借りようとしたが、持って帰り忘れた?という本の行方を探して貰おうとしたのだった、という何でもない話。
現在気軽に読める本は無さそうだ。(数年前まではちくま文庫や角川文庫で読めたが…)
(2002/2/4初稿[妖鳥の涙])
テーマ : ネタバレ無し探偵小説
ジャンル : 小説・文学